シネマッドカフェ

2014年9月の過去の記事

ジョン・フォード生誕120年 映画「駅馬車」&「静かなる男」劇場公開

アメリカ映画界の巨匠ジョン・フォード監督は本年生誕120年。それを記念し、9月27日(土)より10月17日(金)までの限定で、デジタルリマスター版に生まれ変わった美しい映像でシネマ―ト新宿(TEL:03-5369-2831) であの名作「駅馬車」と「静かなる男」が公開されます。映画がお好きな方で映画をもっともっと知りたい方、映画通を自称する方でまだご覧になってない方、近年のCGを使った映画に飽きた方、はたまた映画にあまり興味を持っていない方などなど、さまざまな方がいらっしゃいますが、是非この機会にこの2作を、劇場の大きな画面でご覧ください。

私も今までにこの二つの名作を何度となく見ておりますのでちょっと一言。

1939年に製作された「駅馬車」は西部劇の原点ともいえます。アリゾナからニューメキシコまでの旅を、共にする人たちの描かれ方が実にうまいのです。旅の途中、インディアンの襲撃、その銃撃戦の迫力、疾駆する馬の砂煙、空に流れる雲、フォード映画で当たり前になったモニュメントバレー(この作品が初めて)を背景に見どころは外に内に満載。これぞジョン・フォードの映画美学。またこの映画で主人公を演じるジョン・ウエインはこの映画以降アメリカを代表する西部劇スターに躍進し、晩年の作品「勇気ある追跡」で初のオスカーを受賞。西部劇に生きた男の栄冠が西部劇によって、それも年がいってからの受賞に当時まだ中学生の私ではありましたがもらい泣きいたしました。

もう一つの「静かなる男」は戦後の1952年製作。この映画の舞台となるアイルランドの小村イニスフリーは架空の村。美しい田園の風景、そこに住む村人たちも善人ばかり、これぞジョン・フォードの理想郷。物語に付きましてはご覧になってのお楽しみに!

男は武骨だけれど気は優しくて力持ち。美しい女は情熱的ではありますが貞淑でもある。こんな二人をジョン・ウエインとモーリン・オハラが演じます。私中学生の頃この映画を初めてTVで見ましたが、ジョン・ウエインとモーリン・オハラの息のあった二人の演技を見て憧れたものでした。モーリン・オハラは大柄な女性ではありますが、とてもチャーミングなんです。この演出もまた、フォードの理想的女性の姿だったのでしょう。付け加えてモーリン・オハラの兄役にヴィクター・マクラグレンです。とても味のある役者です。フォード作品は役者さんはいつも一緒。それがフォード一家と呼ばれる所以です。今回の映画ではどんな役柄かを楽しみにしていた人も多かったと聞きます。この人の息子さんがのちに西部劇の名作となる「シェナンドー河」の監督、アンドリュー・V・マクラグレンです。

さあ!公開は迫ってます。皆さん是非この機会にこの名作を劇場でお見逃しなく!

ついつい気合が入ってしまいました。シネマッドカフェへのご来店もお忘れないように、皆様のご来店を心よりお待ちしております。

| コメント(0) | トラックバック(0)